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公開日: 2023/01/23 |最終更新日: 2023/02/04

廃酸・廃アルカリの産廃処理と処分費を解説

企業などから排出される産業廃棄物は、法律によってその収集・処理方法が細かく定められています。

廃酸、廃アルカリは産業廃棄物の一種であり、ほかの産業廃棄物同様にその取扱いには注意が必要です。特に著しい腐食性がある廃酸や廃アルカリは特別管理産業廃棄物に指定されており、通常の廃棄物よりも厳しい規則が定められています。

今回は、廃酸および廃アルカリの概要を解説し、それぞれの処分方法や処分費用を紹介します。廃棄物を適正に処理するためにも、廃棄物の分類と処分方法を知っておきましょう。

 

廃酸とは?

産業廃棄物のうち、廃硫酸、廃塩酸、有機廃酸類をはじめとするすべての酸性廃液を「廃酸」と呼びます。なお、廃酸を中和処理した場合に発生した沈殿物は汚泥として取り扱い、廃酸と異なる方法で処分します。

 

廃酸の具体例と使われている場所

廃酸にはどのような種類があり、どのような業界や場所で使用されているのでしょうか。廃酸の具体例には以下のようなものが挙げられます。

 

  • 無機廃酸(硫酸、塩酸、硝酸、フッ酸、スルファミン酸、ホウ酸等)
  • 有機廃酸(ギ酸、酢酸、シュウ酸、酒石酸、クエン酸等)
  • アルコール発酵廃液
  • アミノ酸発酵廃液
  • エッチング廃液
  • 染色廃液(漂白浸せき工程、染色工程) 
  • クロメート廃液
  • 写真漂白廃液
  • 炭酸飲料
  • ビール等

引用:東京都「産業廃棄物の具体例

 

また、廃酸のうち著しい腐食性を有するpH2.0以下のものは特別管理産業廃棄物として扱い、通常の処理とは異なる方法で処理しなければなりません。さらに、重金属等、PCB、有機塩素化合物等、農薬等、1,4-ジオキサン、ダイオキシン類を一定濃度以上含むものは特定有害産業廃棄物に該当し、取り扱いに関するさらに厳しい規則が定められています。

廃酸はおもに化学工業や鉄鋼業、電気機械工業、タバコ製造業、科学技術研究所などで排出されます。

 

廃アルカリとは?

産業廃棄物のうち、廃ソーダ液をはじめとするすべてのアルカリ性廃液を「廃アルカリ」と呼びます。なお、産廃同様、廃アルカリを中和処理した場合に発生する沈殿物は汚泥として扱い、一般的な廃アルカリとは異なる方法で処分しなければなりません。

 

廃アルカリの具体例と使われている場所

産業廃棄物における廃アルカリにはどのような種類があり、どのような業種で利用されているのでしょうか。廃アルカリの具体例と使われている場所を見ていきましょう。

廃アルカリに該当する産業廃棄物には以下のようなものがあります。

 

  • 洗びん用廃アルカリ
  • 石炭廃液、廃灰汁
  • アルカリ性めっき廃液
  • 金属せっけん廃液
  • 廃ソーダ液
  • ドロマイト廃液
  • アンモニア廃液
  • 染色廃液(製錬工程、シルケット加工)
  • 黒液(チップ蒸解廃液)
  • 脱脂廃液(金属表面処理)
  • 写真現像廃液
  • か性ソーダ廃液
  • 硫化ソーダ廃液
  • けい酸ソーダ廃液
  • か性カリ廃液

 

引用:東京都「産業廃棄物の具体例

 

廃アルカリのうち、pH12.5以上の著しい腐食性があるものは特別管理産業廃棄物に指定されています。また、廃酸同様、廃アルカリも、重金属等、PCB、有機塩素化合物等、農薬等、1,4-ジオキサン、ダイオキシン類を一定濃度以上含むものは特定有害産業廃棄物に分類されます。

廃アルカリは、紙パルプや石鹼などの製造工場、清掃工場、コークス炉、化学工場などがおもな排出場所となっています。

 

廃酸・廃アルカリの処分方法

廃酸・廃アルカリの処分

廃酸や廃アルカリは焼却処分するか、中和処理して再利用されるのが一般的です。焼却処分、中和処理、再利用の各過程について詳しく見ていきましょう。

 

焼却処分

焼却処分は、廃酸や廃アルカリの一般的な処分方法です。ただし、廃酸や廃アルカリは液状の場合が多く、液状のまま焼却処分することはできません。処分の際は廃酸や廃アルカリを霧状にし、噴霧する方法で炉に投入して処分します。焼却された廃棄物は熱分解されます。

 

中和処理

中和処理は、廃酸にはアルカリ、廃アルカリには酸を利用して中和することで中性廃液に近づけて処分する方法です。処理中に有害ガスが発生する恐れがあるため、処理は特殊な施設でのみ行なわれます。

廃液の種類によって中和の方法は変わります。処理後は焼却または排水処理され、発生した無機物等は汚泥として処分します。

 

再利用

再利用の方法は廃酸・廃アルカリによって異なります。

例えば、鉄鋼製造時に用いられた廃酸(硫酸)の場合、減圧濃縮により酸化鉄を結晶として分離、硫酸を取り出して再利用します。一方、アルミのエッチングに利用された廃アルカリ(水酸化ナトリウム)の場合は、水酸化アルミニウムを用いた加温撹拌により、水酸化ナトリウムを分離し、再利用します。

 

廃酸・廃アルカリの処分費

一般的に、廃酸・廃アルカリはプラスチックドラムやプラスチック容器に入れて持ち込まれます。費用の目安としては 30〜100円/kg 程度が相場となります。

山一商事では廃酸・廃アルカリの処分は対応しておりませんが、他社処理場への運搬には対応しております。

 

よくある質問

Q. 廃酸、廃アルカリの処分は出来ますか?

A. 弊社では処分できませんが、処分先のご提案はできますので営業部までお問合せください。

 

まとめ

廃酸と廃アルカリは産業廃棄物の一種です。特に腐食性のある廃酸や廃アルカリは特別管理産業廃棄物に指定されています。

廃酸と廃アルカリの運搬や処理方法は法律で厳しく定められています。廃酸と廃アルカリの分類を知り、適正処分に努めましょう。

 

山一商事 広報部

山一商事 広報部

埼玉県川越市を中心に産業廃棄物の運搬・処理を行う「株式会社山一商事」の広報部です。お客様にとってお役に立てるような情報や私たちからのお知らせをご案内させていただきます。

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