混合廃棄物の種類と処分費について
混合廃棄物の種類と処分費についてご紹介していきます。産業廃棄物の処分を行っている時によっく使う「混合廃棄物」。中には分別が難しく、どの廃棄物に分類されるのか、どのくらいの費用がかかるのか分からない場合も多いでしょう。ここでは簡単に、混合廃棄物とは何なのか、処分にはどのくらいの費用がかかるのかについてご説明していきます。
混合廃棄物(混廃)とはどんなものをさすのか?
混合廃棄物とは、2つ以上の廃棄物が混ざってしまい、どうしても区別することができない廃棄物のことを指します。産業廃棄物は基本的には区別することが基本です。ですが、付着してしまって取れない、量が多すぎて区別することが難しいという事もあります。そういった時に使用する区分が混合廃棄物なのです。数種類の廃棄物が混ざってしまっているため、処理費用も他の廃棄物に比べ高くなます。
混合廃棄物の種類は大きく3つに分かれる
混合廃棄物の種類は大きく分けて3つに分類されます。
1.安定型混合廃棄物
- 廃プラスチック類
- ゴムくず
- 金属くず
- ガラスくず・コンクリートくず及び陶磁器くず
- がれき類
のみを含む混合廃棄物のことを安定型混合廃棄物とよびます。
2.管理型混合廃棄物
安定型混合廃棄物以外の品目を含む混合廃棄物、又は安定型混合廃棄物以外の品目のみの混合廃棄物のことです。具体的には埋め立てたときに性質変化(腐敗や分解で成分の溶出)を起こして地下水などを汚染する可能性のある産業廃棄物が混ざっている混合物が管理型混合廃棄物になります。
※安定型と管理型は中間処理場や最終処分場、収集運搬、処分時のルールが異なります
産業廃棄物混合廃棄物の処分費用について
混合廃棄物の処分費用については弊社HPにも記載があります。
品目 | 金額/m3 | 適用 |
---|---|---|
混合廃棄物 | 12,000〜 | 廃石膏ボードが混入していない物、手選別可能なもの |
混合廃棄物 | 15,000〜 | 廃石膏ボード混入混合 |
収集運搬費が車種・時間・曜日によって変動いたします。弊社、営業部までお問い合わせください。下見に伺います。
産業廃棄物混合廃棄物 持ち込み時によくある質問
混合廃棄物の持ち込みでよくある質問をまとめました。不明点などありましたら営業部までお問い合わせください。
- Q1.混合廃棄物の処理費用の目安が知りたいです。
- A.混合廃棄物に石膏ボードが入っているかいないか、重量物(ガラス陶磁器・がれき)が入っていないかで処分費が大きく変わります。
<混合廃棄物の中で弊社処理施設では扱えないもの>
- アスベスト含有物
- 蛍光管
- 家電リサイクル指定の家電
- 溶剤
- バッテリー電池等
以上の廃棄物が混入している場合はその廃棄物のみお持ち帰り、又は受入拒否になる可能性があります。
※蛍光管(LED蛍光管は別)はお客様自身での持込の際はお断りしております
※弊社HPにも蛍光管の処分費用が記載されていますが、それは事前に契約書を取り交わし受け入れOKとなった場合の処分単価です。
- Q2.現在HPでは混合廃棄物は12,000円〜となっていますが条件によって変わるのでしょうか?
- A.質問1で書いたように石膏ボードの有無で単価が変わります。
また重量物(ガラス陶磁器、がれき)が多い場合にも単価が上がります。
- Q3.混合廃棄物の持ち込みで注意する事があれば教えて下さい。
- A.Q1にもあるように、扱えないものを混入させないことです。
また、ホロ車・ウィング車・ガラス屋さんなど真ん中に柱がある特殊車両の搬入は重機を使っての荷下ろしができないためお断りさせていただいています。
持ち込みの場合は別途荷下ろし手数料が必要となります。
- Q4.混合廃棄物と一緒に別の廃棄物を一緒に持ち込んでも平気でしょうか?
- A.荷台でしっかりと分けられていれば問題ありません。
混合廃棄物を排出する時は分別に注意が必要です
混合廃棄物とはいろいろな種類の廃棄物が混ざったゴミのことです。持ち込んだ先の業者はその廃棄物を扱うことができるか、など先にはっきりさせておくことが大切です。事前に確認、連絡をしておくと二度手間になる事がありません。
詳しくは当社・営業部までお問い合わせください。