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トップアスリートと考えるSDGs -スポーツ界からできること-

持続可能な開発目標である「SDGs」が現代社会における不可欠なテーマとなるなか、プロのアスリートたちはこの問題にいかに向き合っているのでしょうか。とりわけ様々な道具を使うスポーツでは、17の目標のひとつである「つくる責任 つかう責任」が身近なテーマとして関わっています。このインタビューシリーズでは第一線で活躍するトップアスリートたちに、自身の「SDGs」に対する価値観を語っていただきます。


第6回 名取 鉄平選手 後編

(レーシングドライバー)

環境に悪いことをしている自負が
あるからこそ、やらなければ
いけないことがあると思っています


「環境に良くないと思われているレース界のイメージも変わってくるはず」

ガソリン価格の高騰も最近では問題となっていますが、レース界では影響はないのですか?

「一般の方には影響あるかもしれないですけど、レース界ではチームにガソリンのスポンサーが付いているので、あまりそういう話は聞いたことがありません」

ちなみに、ガソリンは1レースでどれくらい使うんですか?

「どれくらいですかね? 500リットルとかかなぁ。ちょっとわからないですけど、相当使っていることは間違いないです。燃費はめちゃくちゃ悪いですから(笑)」

ガソリンも消耗品ですが、タイヤも消耗品ですよね。

「そうですね。僕らはサーキットに合わせてタイヤテストというのをやっていて、そのレースのためだけにタイヤを作っているんです。だから、ひとつのレースが終われば、そのモデルのタイヤはもう使わなくなります。予選と本選でもタイヤを使い分けていますし、レース中にもタイヤ交換がありますから、1レースあたりでかなりのタイヤを使います。使わないまま終わった予備のタイヤも、次のレースでは使えない。それをどうやって破棄しているのかは気になりますね。リサイクルはどうなっているのか。ちょっと調査不足だったので、聞いておきます(笑)」

レース界では、リサイクルの動きはあまりないんでしょうか?

「あるとは思うんですけどね。そういう部分ももっとアピールできれば、環境に良くないと思われているレース界のイメージも変わってくるはずですし、もっと認めてもらえるのかなと思います」


「僕らのような若い世代こそ、意識を高めていく必要がある」

SDGsの観点で、今後やっていきたいことはありますか?

「環境問題のインフルエンサー的なものに登録したんですよ。SDGsに関する発信をリツイートしたら、寄付につながるような活動です。やっぱり僕の周りを見ても、環境問題を意識している人は、まだまだ少ない。もちろんしている人もいるとは思いますけど、僕らのような若い世代こそ、そういう意識を高めていく必要があると思っています。同世代に広めながら、それがレース界にも広がっていけば、業界自体も変わっていくと思います。レーサーでこういう活動をしている人はあまりいないので、僕が先陣を切って、発信していきたいですね」

そのためには、SDGsに関わる知識を深めることも重要になってきますよね。

「そうですね。まだまだ知らないことがたくさんあるので、もっと勉強したいなと思います。ありがたいことに、こうやって発信できる立場にいると思うので、自分からたくさんの人に伝えていきたいです。もちろん、環境に悪いことをしているのは自負しています。イメージを大事にする企業には、スポンサーを断られますしね(笑)。ただ、環境に悪いことをしているからこそ、やらなければいけないことがあると思っています。自分にできることを考え、行動に移していきたいです」

最後に、レーサーとしての今後の目標を教えてください。

「今年は国内でやることにシフトしたので、そのなかでトップを取ることが一番の目標です。日本で結果を出せれば、また海外からも声がかかると思うので、とにかく結果にこだわってやっていきたいです。近い将来はまた海外を拠点に活動して、そこでさらに評価してもらえば、もっと上にも行くことができる。F-1の舞台にもたどり着けるように、頑張っていきたいです」

名取鉄平 プロフィール

2000年9月11日生まれ。山梨県出身。174cm ・60kg。8歳でレーシングカートを始め、その後数々のジュニアカテゴリーに参戦。2017年に鈴鹿サーキット・レーシングスクール・フォーミュラ(SRS-F)を首席で卒業し、同年にはS-FJ日本一決定戦で優勝を果たした。2018年からFIA-F4選手権にフル参戦し、14戦中3勝してシリーズ2位を獲得。2019年はFIA-F3選手権にCarlin Buzz Racingから参戦。2021年にはSUPER FORMULA LIGHTSでシリーズチャンピオンを獲得した。

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